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STRATOS4 ADVANCE 完結編
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INTRODUCTION STORY CHARACTER MECHANIC
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あらすじ紹介 13+2+6話紹介 登場人物紹介 メカニック紹介
MECHANIC
超高々度迎撃機(メテオスイーパー機) TSR.2MS
TSR.2MS
下地島基地などに配備されているメテオスイーパー機。

1957年に超音速攻撃機&偵察機としてイギリスで開発がスタートし、1964年に初飛行した試作機TSR.2をベースに製作された。

滑走路から発進するのではなく、地上基地のトレーラーに搭載され、ZELL(Zero Length Launch 零距離発進)により発進する。発進に際しては2発のジェット・エンジンと、パイロンを介して両主翼下に2機搭載したRATO(Rocket Assisted Take Off)ポッドの推力を併用してほぼ垂直に離陸する。RATOポッドの燃焼が終了するとポッドを投棄し、尾翼付け根に後付けされたロケットブースターに点火してさらに成層圏外縁部まで上昇、胴体下部に搭載された迎撃ミサイルを発射する。つまり、超高々度まで可能な限り迅速にミサイルを運ぶことを目的に開発されたミサイル・キャリアである。

成層圏で反応弾が爆発すると、強烈な電磁波が発生する。そのEMP効果は、範囲内にある半導体を使用した電子回路を全て破壊してしまう。超高々度迎撃機には、その影響を避けるために2系統の電子回路が組まれている。一方は通常のシリコンチップによるコンピューター。もう一方は、一切の半導体を使わず真空管で構成された電子回路である。この真空管回路は、万一、EMPの影響で半導体回路がダウンした時のためのバックアップであると同時に、構成的には機体を制御するメイン回路でもある。安値で量産のできる半導体回路は、主に彗星を攻撃するまでの照準や兵装の管理に使われており、ミサイルを発射した後はたとえ壊れても、基地に帰るだけなので支障はない。ミサイル発射のための上昇には最新の回路を使用し、人間が帰る時は旧式の真空管だけの飛行機になるのでパイロットからの評判は良くない。

同様の理由によりコックピットは、主要な計器類はアナログメーターで構成されていて、CRTモニターによる集中火気管制装置と併用されている。もちろん操縦桿は、ただのサーボ(パワステ)である。

なお、成層圏外縁部では、翼を使った機体のコントロールに必要な空気密度がないため、機首や主翼端などに装備したRCS(Reaction Control System)を使用して機体姿勢を制御する。
超高々度迎撃機(メテオスイーパー機) MiG-31MS
MiG-31MS
下地島基地に配備された、新型のメテオスイーパー機。 高高度超音速迎撃機として、旧ソ連ミコヤン・グレビッチ設計局が開発し、1975年に原型初飛行したMiG-31をベースに製作された、TSR.2MSの後継機となる複座の新型メテオスイーパー機。公式にはマッハ2.8という高速性能を見込まれて選定されたことになっているが、実は新型 MS機の機種選定過程における政治的妥協の産物だったとも言われている。しかし、超高々度まで迅速にミサイルを運ぶことを目的としたミサイリアとしての性能に遜色があるわけではなく、その高速性能に向けられる関係者の期待は大きい。

TSR.2MS同様、地上基地のトレーラーに搭載され、ZELL(零距離発進)により発進する。発進に際しては2発のジェット・エンジンと、パイロンを介して両主翼下に2基搭載したRATO(Rocket Assisted Take Off)ポッドの推力を併用して垂直に近い角度で離陸する。RATOポッドの燃焼が終了するとポッドを投棄、機尾上面の双垂直尾翼の間に後付けされた第3エンジンであるロケットブースターに点火してさらに成層圏外縁部まで上昇、胴体下部に搭載された迎撃ミサイルを発射する。

搭載するミサイルは基本的にTSR.2MSが搭載するものと同系統だが、ミサイル本体はひとまわり小型化されている。また、ミサイル発射の際には、ミサイル後部から延びる整流用フェアリングも同時に投棄される。双発のD-30F6エンジンは15.5トン×2という大推力を生む一方で燃費が悪く、またインテグラルタンクの一部を第3エンジン用のロケット燃料に転用しているため、航続距離は短い。

TSR.2MS同様、成層圏での反応弾の爆発が引き起こすEMP効果による影響を避けるため、2系統の電子回路が組まれている。成層圏外縁部では、機首や主翼端などに装備したRCS(Reaction Control System)を使用して機体姿勢を制御するところも同様である。
地上用練習機 Yak-28MST
Yak-28MST
メテオスイーパーが普段飛行訓練を実施する際に使用する複座練習機。旧ソ連が1961年にその存在を公開し、1962年から生産が開始されたとされる超音速全天候迎撃機Yak-28をベースに製作された。この機体を使った訓練では、飛行技術だけではなく、前席と後席のクルー・コーディネーションの練成にも主眼が置かれている。
旧式超高々度迎撃機 ストラトス・ゼロ
ストラトス・ゼロ
SS計画初期のころ、地球の飛行場から離陸して直接宇宙まで上昇して彗星を迎撃するために開発されていた宇宙迎撃機。だが、彗星迎撃部隊が、宇宙空間から発進するコメットブラスターと、地上の基地から発進するが宇宙には上がらないメテオスイーパーの部隊に分かれたため、ストラトス・ゼロは初飛行前に計画中断となった。

かつてこの計画に関わっていた佐古が個人的にレストアし、美風たち4人がパイロットとなって宇宙への飛行を果たした。その時、美風たちが勝手に名前を「ストラトス・フォー」に変えてしまった。

その後この機体は、ルードヴィヒ・ミッターヒューバーが岐阜基地に回収した。
対彗星宇宙迎撃機(コメットブラスター機) SAC-1B
SAC-1B
コメットブラスターが搭乗する複座宇宙迎撃機。

巨大なリフティングボディ形状のフェアリング(機体保護カバー)にミサイルと共に組み込まれて、衛星軌道に浮かぶオービタルステーションより発進する。地球の重力を利用しながらロケットエンジンで加速し、重力と揚力を併用した高速スウィング・バイ(天体の重力を利用した飛行)で地球を周回しながら、特殊ミサイル「トライデント」で彗星を粉砕する。

宇宙機なのに翼があるのは、重力だけでなく上層大気と翼による揚力を併用することで、第一宇宙速度(地球の衛星軌道に乗るための速度)を超える高速でも衛星軌道を飛び出すことなく地球を周回、それによりミサイルの発射から命中までの時間短縮と、危険宙域からの迅速な離脱を可能とするためである。また、上層大気を利用した操舵で高効率かつ迅速に軌道面を修正することができ、これらの効果でコメットブラスターの迎撃作戦はより成功率の高いものとなった。地球周回中の迎撃機は上層大気との摩擦で光を放つため、地上からその輝きを観測することができる。

任務終了後は大気ブレーキで軌道速度を調整し、発進した元のステーションに帰投する。
試作対彗星無人宇宙迎撃機(コメットブラスター機) Il-SX1
Il-SX1
SAC-1Bの後継としてロシアのイリューシン社によって開発中の宇宙迎撃機。メーカーでの開発ナンバーはUSAC-X。USACのUは無人(Unmanned)、Xはまだ開発中(Experimental)で制式ナンバーが与えられていない試作機であることを示す。天体危機管理機構に納入され運用試験に供された時点で、Il-SX1との呼称が与えられた。巨大なリフティングボディ形状の機体中央に、フェアリングに覆われたミサイルを搭載している。

衛星軌道上に浮かぶ第8オービタルステーションにおいて運用試験が継続されている。地球の重力を利用しながらロケットエンジンで加速し、重力と揚力を併用した高速スウィング・バイで地球を周回しながら、特殊ミサイル「トライデント」で彗星を粉砕する点はこれまでのSAC-1Bと同じだが、ミサイルの分離方法は大幅に変更されており、機体背面を目標に正対させて上部フェアリングを投棄、機体中央部に格納されたミサイルを発射する。SAC-1Bに比べて投棄するフェアリングが小さくて済み、再使用できる部位が増えたために経済性に優れている。

しかし、なによりSAC-1Bと違うのは、万一の事態が発生しても人的損耗のない無人機だという点である。操縦はオービタルステーション内の遠隔操縦用カプセルに座ったオペレータが行うが、操縦は完全自律制御のデジタル・フライ・バイ・ワイヤで行われるため、オペレータの役割は主に計器のモニターである。
彗星迎撃ミサイル トライデント
トライデント
コメットブラスター機が装備する彗星迎撃用ミサイル。ギリシャ神話のポセイドンが使っていた、三つ又の矛が名の由来。

岩石質や金属質の隕石を相手に普通のミサイルを打ち込んでも、彗星表面で爆発するだけで効果は薄い。本当に破壊するなら、彗星に穴を開けて内部に爆弾を仕掛けなければいけない。しかし、無数に飛来する彗星や巨大隕石とランデヴーして穴を開けるのは、映画ならともかく現実には難しい。そこで開発されたのが彗星迎撃ミサイル「トライデント」である。

このミサイルは発射と共に外殻を分離、目標に近付くと3個の反応弾を放出する。反応弾は中央からワイヤーでつながれており、遠ざかりながらもちょうどベンツのマークのように三角形の頂点の位置を維持しながら飛行する。そして、目標との距離が最適になったとき、その3個の弾頭は同時に爆発する。すると、各々反応弾の爆発は互いにその爆圧を偏向収束し、3方向に面状に広がる高温高圧のカッターと、前後方向に鋭く伸びるビームを形成する。このプラズマエネルギーの錘が、どんな物体であろうと瞬時に貫き粉砕する。ちょうど普通の爆薬で言うところの成形炸薬弾のノイマン効果(モンロー効果)と同じ原理である。このビームで岩石質に穿孔、カッターで切断しつつ、その膨大な熱エネルギーで彗星内部の水分を急激に蒸発させ水蒸気爆発で細かく破砕する。

かつては、このトライデントミサイルを大型化し、彗星が地球圏に到達する前に長距離迎撃する作戦もあったが、それだと毎度巨大なアポロロケットを打ち上げるようなものなので、無数の彗星に対応するには非常に効率が悪い。また、遠距離から時間をかけて到達するミサイルの迎撃は“なぜか”命中率が著しく低下することもあり、近距離まで引きつけてから高速ミサイルで短時間のうちに迎撃する現代の作戦に至っている。

ミサイルの爆発エネルギーも地球側から命中するので、破壊後の破片と地球との相対速度も遅くなり、地上からの再迎撃も容易になり、落下時の運動エネルギーも少なくなり被害も少なくなる。
次期主力迎撃機 TYPE-559MS
TYPE-559MS
TYPE-559MSは1950年代にスーパーマリン(ビッカース)で計画されていたTYPE-559という機体をベースとして開発中の次期主力迎撃機候補のうちの1機である。

ベースとなったスーパーマリンTYPE-559は高々度高速迎撃機として計画された機体で、コクピット左右にカナード、後方に主翼を配置した典型的な先尾翼形式の機体で垂直尾翼は左右の主翼端に配置。メインのジェットエンジンはE.Eライトニングのように胴体後部に縦に重ね、さらに高々度のブースト用にロケットエンジンを胴体後部左右に装備している。武装はミサイルをコクピット後方の胴体背面に搭載するというイギリス機らしい豪快さ。コクピットもサイド・バイ・サイドの複座形式となっている。機体にはいわゆる「熱の壁」対策としてチタン合金をふんだんに使用する予定で、最大速度はマッハ2.5オーバーを目指していたとされている。結局実機は作られず、計画のみで終わった。

ベースとなったスーパーマリンTYPE-559との違いは、機体の大型化、第3、4のロケットエンジンの強化、コクピットのダンデム化(残念ながらシートはコンベンショナルなもの)などで、本来のハードポイントには噂の新型センサーシステムを搭載している。
コンヴェアYB-60
YB-60
コンヴェアYB-60は1952年に初飛行した2機の試作機が作られただけで量産されなかった幻の爆撃機。同社のプロペラ爆撃機B-36ピースメーカーのジェット機版として開発された。第2次世界対戦終了直後の1946年に1号機が初飛行したB-36は6発エンジンのプロペラ爆撃機だったが、翌年にはボーイング社の大型ジェット爆撃機B-47が初飛行に成功し、早くも時代遅れとなっていた。しかも、B-47の後継機となるB-52の構想も始まり開発はボーイング社が担当することに。

そこでコンヴェア社は開発費が安く済むことを売りにB-36のジェット機版をアメリカ空軍に提案、アメリカ空軍も新技術てんこ盛りのB-52がコケた時の保険にと予算を与えて開発を承認した。機体はB-36ほぼそのままで主翼と尾翼は後方に傾けて付け直し、ジェット・エンジンは現代の旅客機のように吊り下げ式とした。

1952年4月18日に初飛行に成功するも、その3日前にB-52も初飛行しておりテストも順調に進んだため、B-60は1号機が40時間ほどテストしたところで開発は中止された。2号機も完成していたものの1度も飛行することなくスクラップにされてしまった。
宇宙ステーション オービタルステーション
宇宙ステーション オービタルステーション
衛星軌道上に浮かぶコメットブラスター部隊の基地。軌道上には複数のオービタルステーションが設置され、地球全域をカバーしている。

彗星の接近を監視している天体危機管理機構本部からの迎撃命令が下りると、オービタルステーションはただちにSAC-1Bコメットブラスターを2機編成の編隊で発進させ、地球衝突コースに乗った彗星を迎撃する任に当たっている。

オービタルステーションは軌道上に7つあったが、スペースデブリとの衝突事故により第7オービタルステーションが失われたため、第8オービタルステーションが新たに建造された。この新型ステーションには完全自律式の無人迎撃機Il-SX1が他のステーションに先駆けて配備され、無人迎撃システムの試験運用が実施されている。

(上図は第8オービタルステーション)

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