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「ストラトス・フォー アドヴァンス」第5話アフレコレポート
男たちのアツいドラマが展開する、第5話・CODE:205「DASH ONE」!
恒例のアフレコ収録後コメントです。今回はシリーズ初の主役! 翼役の田坂秀樹さん、空役の吉野裕行さんをはじめとするキャストの皆さん、山内作画監督、もり監督にコメントをいただきました。
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田坂秀樹さん(宮沢翼役)
もう出し切りました(苦笑)。
前々から「ライト・スタッフ」※(注)みたいな話をやるから、というプレッシャーは与えられてきてたんですよ。
もり監督も音響監督の鶴岡さんも「ライト・スタッフ」に物凄く思い入れが強いという事は聞いていたんですよ。その上で台本を読んで「はー、けっこう、心してかからないと一日で終わらないかも」というプレッシャーを感じましたね。
一番苦労したのは「ガムあるかい」っていう一言です。
ドラマの流れ的に重要なセリフなんですけど、これから初めて飛び立つという前の、サラッとした男くささというか格好よさを出すシーンなんです。
そのサラッとした感じを演じるのに、なかなか苦労しました。
今回、主役っぽい役を務めさせていただきましたが、"飛行機燃え"、"男燃え"、という事で是非「ライト・スタッフ」を観たあとにこれを観てください。
僕も頑張ってるので皆も頑張ろう、という感じが伝わればいいなと思っています。
※「ライト・スタッフ」
1983年公開 監督:フィリップ・カウフマン 主演:サム・シェパード
米国初の有人宇宙飛行計画「マーキュリー計画」のために選ばれた宇宙飛行士たちの物語を描く実写映画。
吉野裕行さん(池田空役)
珍しく喋ってるなあ、と思いましたね(笑)。
翼と空はテストパイロットという道を歩きだしているので、違う場所にいることが多かったので、今回みんなと一つのミッションをやり遂げられたって事が良かったですね。
アフレコ中は、田坂さん同様、凄く緊張してたと思います。
田坂さんの方が心配で、自分の心配はあまりしてなかったんですけど、隕石のシーンでやばいなと思いましたね。油断してたら痛い目見たなという感じでした。
今回に関しては男性陣が奮闘するって物語ですので、みんな頑張ってるんだよという所を気づいていただければ有難いなという感じです。
普段スポット当たっていなくても皆見てないところで頑張っていて、それを誰かは見ているよ、ってことが伝わったらいいと思います。
菊池志穂さん(中村彩雲役)
今回は男の子たちが凄く頑張ってるのに、今まで頑張ってた人たちは日常的で(笑)。その落差がすごくあって、かえって翼と空との距離が縮まったな、という感じです。
彩雲と翼は一緒にいたときは、凄くライバル心むき出しだったんですけれど、今回気持ち的にあゆみ寄った感じです。個人的には少し憂鬱なんですけど(笑)。
男性陣が頑張っている話でカッコイイです。ほんとに"燃える"と思いますので楽しんで見てください。
清水香里さん(土井静羽役)
翼と空が頑張っていたので、静羽は割と静かに大人しくしてました。
今回は田坂さんが面白かったです(笑)。
いつもとはちょっと違うストラトス4だと思います。
今回は広陳でみんなで騒ぐシーンがなかったんで、ホントにいつもと違うと思いました(笑)。
折笠富美子さん(菊原香鈴役)
今回は皆の周りをくっついて回っていたって感じでした。
でも頑張りました(笑)。
5巻は男のロマンです。
みんなの爽やかな頑張りが美しい話になってると思います。
山内則康作画監督
−今回、いよいよ新型機が登場しましたが
あれは軍事アドバイザーの岡部いさくさんの推薦機体でして、メーカーが作った模型が実在するだけの計画だけの機種です。
それを元に作品用の設定画を起こすわけですけど、なかなかキャラクターにならないくらい変な格好しているんですよ。
なので、翼を小さくしてバランスを変えたり、色々苦労して随分格好よくしました。
尻に火がついてそのまま登っていく、みたいな感じの非常に変わったシルエットの機体です。
−今回の見所は?
今回は作画的に非常にスケジュールがたくさん取れたので、全体的に密度の濃い作画になってると思いますので、是非ご期待ください。
3DCGアニメの部分では、新型機を抱えたまま大型機が離陸していく部分ですね。
あそこは非常に重量感を出していただきまして、凄く格好いいと思います。
あの描写のおかげで、中の二人の格好よさもまた際立ったと感じました。
もりたけし監督
−今回の概要とアフレコを終えられての感想を
全体の流れとしては物語も佳境に入っていますので、この辺でヒートアップしてもらおうという意図ですね。
ストラトス4というのは、飛行機も美風たちキャラクターも"上昇"していくという作品ですから、その再確認をしようという事に加えて、翼、空、それに和馬、圭など今まで脇役だったキャラクターを前に出すことで、チーム全体でストラトス4っていうのは構成されているんだというのをアピールしたかったんです。
今回は怒涛の後半戦にむかう最初の小山って感じですかね。
ですから、物語はここを契機に大きく動き出していくことになると思います。
飛行機メインで"男燃え"をやりたかったので、そういう意味では満足です(笑)。
今回のエピソードは「ライト・スタッフ」へのオマージュという意図もあって、スタッフも芝居へのこだわりがかなりあったので、いつもと比べて注文が多くなってしまいました。
☆おまけ1☆
"男燃え"の本編でしたが、その影でそれと相反する要素の芽生えも! 気になる点を直撃してみました。
−今回、彩雲と翼の微妙な接近があるようですが
もり監督
後半戦になると男女関係というのも、少し意識していくことになると思います。
もちろん、きちんとドラマには絡んでくる形でのものになるようにと考えています。
田坂さん
まだ、匂わせてる程度なんですけどね。
今後の希望としては死なないことですね。
恋ゆえに死ぬというような悲劇にならないことを祈ってます。
いつも、話の流れで殺されるかもという危機感の中、演じてますので(笑)。
ハッピーエンドになればいいなと思いますね。
菊池さん
ちょっと匂いが出てきたかな、って雰囲気が今回あります。
元々はライバル視むき出しだったので、キライキライと言ってるうちに気になっちゃって、という学園ノリみたいなものがあると思います。
飛行機乗りとしてではないドラマがあるのはすごく楽しみです。
これから、どういう風に気持ちが変わっていくのかっていうキッカケのシーンがあるはずなんで、それを見逃さないようにしたいと思います。
☆おまけ2☆
ほかのキャストのみなさんには、それぞれご自分の担当キャラへの個人的希望をお聞きしました。
吉野さん
個人的には、空は誰にも相手にされずに終わっちゃうんじゃないかと思ってるんですけどね(笑)。香鈴とは前のシリーズで少し絡みもありましたけど。
よく分からないトボケた奴ですから、あのままであって欲しいですね。
清水さん
なんとなく、そうなった時の相手の察しはついているんですけど(笑)。
意外なところに静羽は落ち着くのではと思っています。
折笠さん
多分、香鈴は恋愛とかって意識しないで、気がついたら一緒にいて、みんなに恋人同士だって言われても自覚がない感じだと思います。
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(C)2003スタジオ・ファンタジア/「ストラトス・フォー」製作委員会
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