「ストラトス・フォー　アドヴァンス」第3話アフレコレポート OVA第2シリーズもいよいよ折り返し地点！　第3話、CODE:203「ANGLE OF ATTACK」のアフレコも無事終了しました。 第3話の見どころを、監督とキャストの皆さんにインタビューしました！     浅川悠さん（クリス・K役） クリスはずいぶん久しぶりの登場なので、その間に知らないキャラが増えていてちょっと戸惑いました。 テレビシリーズでは、自信家でイヤなところもあるキャラだったんですけれど、今回のOVAシリーズではかなりおびえ気味のキャラになっているんです。 今回の姿も本来のクリスではあると思うんですけれど、みんなの憧れの対象であるカッコイイ姿もまたクリスの本来の姿だと思いますので、いい意味での再スタートという感じで、これから演じていきたいです。 雪野五月さん（ベティー･B役） テレビシリーズではほとんど喋っていなかったので、初めてたくさんセリフがあって嬉しかったです。 今回は、ようやくベティーの役が表現できたかな、という気がします。テレビシリーズではコメットブラスターの4人は美風たちにとっての憧れでしたが、エリート意識が前面に出ていたため、今回のOVAで初めて“ベティー”というキャラが表現できたような気がします。今後、コメットブラスター4人組も再登場するという話を監督からいただいたので、張り切って復活したいと思います。 かかずゆみさん（本庄美風役） 今回の収録では「美風もずいぶん成長したなあ」と思いました。表情もかなり大人になってきた気がします。成長するなかで4人の絆はますます深まっているんだと感じました。 この先、美風の成長も楽しみですが、広陳でのドタバタもまだまだやって行きたい気もするので、このまますんなり成長したくないような、ちょっと複雑な気持ちです。 折笠富美子さん（菊原香鈴役） 香鈴というキャラは何も考えていないようで、しっかり考えているということが今回は表現できたのでとても嬉しかったです。 「さらなる成長！」それがこれからの香鈴のテーマです。ただ、今回は食べるシーンがなかったのが残念でした（笑）。 菊池志穂さん（中村彩雲役） OVAの第1話、第2話で彩雲がすごく低いテンションだった理由が今回やっと見えてきます。でも、その核心にはまだ触れていないので「この後どうなっちゃうの？」といった感じで、まだ着地点は見つかっていない状態ですね。 これまで4人は一緒に動かないと何もできなかったんですが、だんだんと役割分担ができてきて、それぞれ自分のいる位置が見えてきたのがすごい成長だと思いました。今後、彩雲たちがどこへ着地するのかなって楽しみにしていてください。 清水香里さん（土井静羽役） 静羽は4人の中では、元々お姉さんっぽいポジションだったと思うんです。アドヴァンスに入ってから、他のみんなが成長してるのに、静羽はあまり変化がないように見えてしまいますが、ようやくみんなと同位置に並んで話が合うようになってきたんだと思います。 また、今回のお話では、メカニックの佐古さんが素敵だなと思いました。これからも個人的に応援していきたいと思います（笑）。 山内則康総作画監督 今回は新型機の姿がチラリと登場します。これは、彗星の脅威度が増してきて、地球側もより高性能な機体を開発中で、「地球側も成長しているんだよ」というような表現です。 キャラでは、ブルマ姿とかローアングルシーンとか、アドヴァンスに入ってからしばらくご無沙汰だった要素も、今回は多少出せたんじゃないかな、と思います。 （ここで、一斉に「あれで多少ー？！」との声） 監督にもちゃんとOKもらっていますから（笑）。 もりたけし監督 −今回はドラマ重視の内容とのことですが。 この第3話からやっと“アドヴァンス”になったと思ってください。 今後、宇宙生物ネタと香鈴が絡んでくるネタがどんどん膨らんでいきます。これまでクリスやベティーが感染して、美春元司令はまだ隔離されたままという状況がずっと続いていたので、「伏線を張りっぱなしで何も考えてないだろう」と、世間から言われていたんですが、今回の話を見ていただければ、ちゃんと考えていたんだという事がおわかり頂けると思います。 その象徴として、今回はクリスとベティーに再登場してもらいました。やっと彼女たちが戻ってきたのでホッとしています。 −新しい機体も登場しますね。 今回登場した新型機は、軍事評論家の岡部いさくさん推薦の機体なんですよ。実は私の知らないうちに新型飛行機が決められていました。この機体を登場させろと（笑）。 そのうち、というかぶっちゃけ第5話から新型機が本格的に登場しますのでお楽しみに。 ちなみにアフレコ中、スタッフみんなでアクシデントのシーンを見て「噴出しているモノは何だ？」という議論が起こり、とりあえず液体酸素という事でオチをつけたんですけど、このシーンは皆さん突っ込まないようにお願いします（笑）。 −今後の展開は？ 第4話にも新キャラが登場します。アドヴァンスになってから、美風達の成長の度合いを測る意味で新人3人を登場させましたが、今度は宇宙生物の謎に迫るために、香鈴に絡んだ新キャラを登場させます。 また、今回、彩雲が「追われる立場になるとなかなかプレッシャーだ」というセリフを言うんですが、今までそのポジションであったコメットブラスター達が今では2つのグループに分かれてしまっています。 宇宙にいる健常者の千鶴とアネット、一回感染してしまったベティーとクリスたちの関係が元に戻るのかといったら、そう簡単には元に戻らないでしょうね。 今後、第4話、第5話では美風たちの成長に加え、新型機がでてきたり、新キャラが登場したりすることで、コメットブラスターの4人が現在いる位置とチームワークをどうやって回復するかというドラマがあります。アドヴァンスは、美風たちを軸に色々な人達が成長していく話なんです。 クリス、ベティーの2人は、今回をきっかけとして、これまでの妙に透明感のあるキャラから1人の人間へと描かれていくので、一歩一歩を見逃さずに楽しみにしていて下さい。 オマケコメント集…観ないとわからない！　各声優さんのお奨めシーン 浅川さん X-1以来の登場でしたが、今回の収録では「こんな作品だったっけ？」って思うくらいパンツが見えたり、すごいアングルだったり、お風呂シーンもあったりと、ビックリしました。 雪野さん 歓迎会のシーンで、圭と若手3人組が画面の後ろの方で楽しい会話をしているシーンを収録したんですが、それが完成時にどうなるのかが楽しみです。 清水さん 個人的に佐古さんが大好きです。今日、ほんとに「男だな、佐古さん！」って思いました。叫ばないで普通に台詞をしゃべっているんですよ（笑）。あと、美風のハチマキ姿が「何故？」って感じでよかったです（笑）。 かかずさん 宴会の後ろで盛り上がってるシーンの収録しているところを楽しく見ていました。佐古さんもとってもカッコよかったし。4人で立ち聞きしてるシーンの香鈴もすごく面白かったです。この辺は見てのお楽しみということで。 あともう1つ、今回は提督目線より低いアングルのシーンが加わっていてビックリです。 折笠さん 私も宴会の後ろで盛り上がってるシーンがおすすめです（笑）。台本に書かれていないセリフにも魂が入っているので、その辺を聞き逃さずにしっかり見てほしいと思います。 菊池さん 今回、香鈴が恐いです。なんか違う作品かと思いました（笑）。 （Ｃ）2003スタジオ・ファンタジア／「ストラトス・フォー」製作委員会 （Ｃ）2004スタジオ・ファンタジア／バンダイビジュアル （Ｃ）2005スタジオ・ファンタジア／バンダイビジュアル