東京・神保町にある模型専門店「オリオンモデルズ」に、5人の「ストラトス・フォー」関係者が集まった。DVD用映像「ヒコーキマニア放談会」を収録するためである。出演者は以下の5名。
岡部いさく(軍事評論家/ストラトス・フォー専属ご意見番) 山内則康(総作画監督/メカ・キャラクターデザイン) 河野達也(3DCGディレクター) 二宮茂幸(DVD特典モデル原型師) 杉山潔(プロデューサー)
なにせ収録場所が模型店ということなので、収録のことも忘れて出演者の方々はそわそわ。
思い思いのプラモデルを持ち寄ってはしゃいでいる方々。プラモデルの方ばかり見ていないで、カメラの方を見てください
二宮氏が制作した霧子たちのフィギュアを持って記念撮影。 (左より、二宮氏、河野氏、山内氏、岡部氏、杉山氏) 杉山プロデューサーの足下に注目。 最後に、出演者の方々に「ストラトス・フォー」の今後についてなどコメントを頂いた。杉山「2003年にTVシリーズとして始まり、その後OVAシリーズとなって続いてきた『ストラトス・フォー』がいよいよ秋で完結となりますが、これだけ長く続いたわりには関連資料集などが発売されていなかったので、8月にDVDと本をあわせた『EMOTION+』の形態でリリースすることになりました。DVDにはお楽しみ映像を、本の方には今までにたまった設定資料集や裏話などを満載し、ファンが知りたい裏側を紹介したいと思います」 山内「やはり『ストラトス・フォー』完結編の見所は飛行機ですが、今回は派手目というよりは、重めの静かな飛行機表現を目指しています。今回はTSR.2MSが滑走路からテイクオフするシーンや、夜間離陸、夜間着陸の綺麗なシーンなどを見てほしいですね。 この話では、いったん美風たち4人がばらばらになるんですが、友情の力で再結集してこの作品最後のミッションをこなします。監督のおかげで、しっかりした群像劇になったと思いますね。7巻では多少のパンチラもあるので見ていただきたいと思います(笑)」 河野「今回力を入れたのは、タキシング(地上走行)からTSR.2が離陸していくシーンですね。夕焼けの中をランディングしていくシーンなどに凝りました」 二宮「今回、CODE:207のDVD特典用にランチパッドトレーラーを、CODE:208のDVD特典用にTSR.2を制作しましたので、この2つをあわせるとゼロ距離発進直前の迫力あるシーンが再現できると思います。またランチパッドトレーラーは、水平状態と発射状態を選択できるようになっています」 岡部「私は、ここまでずるずると外野からアニメに関わらせていただいたのは初めてで(笑)、だいぶ私のキャラも変わってしまったみたいです(笑)。アニメであろうが何だろうが、TSR.2のためにご奉公できたのが嬉しかったです(笑)。それからヴィッカース スーパーマリン タイプ559を出していただけたのが嬉しかったなあ(笑)」 出演者の趣味丸出しの「ヒコーキマニア放談会」を収録した「EMOTION+ ストラトス・フォー LOG BOOK」は8月25日発売! >>詳細を見る